「理想の結婚相手」に出会うまで卵子凍結? それホント?

妊婦のイメージ

卵子凍結とは

そもそも、卵子凍結とはどの様なものでしょう。

本来の卵子凍結

卵子凍結とは、女性の卵子を摘出し、液体窒素で-196度に凍結して保存することです。この卵子を妊娠可能な時点で解凍、体外受精し子宮に戻すことで妊娠できます。

1986年にオーストラリアで初めて出産に成功。日本では1989年に初めて妊娠に成功しています。歴史はそれほど長くありませんが、卵子凍結の代表的手法「ガラス化保存法」では世界で100万症例以上あります。

本来、卵子凍結は抗ガン剤や早発閉経など、医学的な問題で妊娠が難しくなる女性に対して行う技術です。

例えば、最近報道されたもので、18才で悪性リンパ腫を発症し、抗ガン剤の副作用のため卵子を凍結保存した女性の例がありました。彼女は30歳で結婚し、12年前の凍結卵子で子供を出産されたということ。10年以上の凍結卵子の成功例としてとりあげられています。

最近増えている未婚の卵子凍結

最近増えている「卵活」は、医学的に問題があるケースとは別のもの。未婚の女性が、将来の妊娠対策として行うものを言います。

卵子は減って老化する

そもそも、女性の卵子は体内で生産されません。原始卵細胞という卵子の元が、生まれた時に約200万個あるだけなのです。これが月経の度に約1000個ずつ減少していきます。年々、体内の卵子は減少していきます。

また、卵子は減少するだけでなく老化もします。卵子は30才前後から徐々に老化し、受精しにくくなります。また、ダウン症など染色体異常の可能性も高まるとされます。

結婚も出産も高齢になっている

一方で、女性の結婚年齢は晩婚化しています。女性の結婚年齢の平均は1994年に27.8才だったものが、2014年には29.4才になっています。(この20年で1.6才遅くなっています。)

これに従って一人目の子供を出産した年齢(第一子出生年齢)の平均は、1995年に27.5才だったのが、2015年には30.4才になっています。(この20年で2.9才遅くなっています。)
(共に厚生労働省調査より)

未婚の卵子凍結の現状

この卵子の減少・老化対策として、結婚前に卵子を凍結保存する女性が増えています。病気のためにやむを得ず卵子凍結をするのではなく、将来の妊娠出産をスムーズにするために行う卵子凍結です。

2013年には日本生殖医学会が、未婚女性の卵子凍結についてガイドラインを出すなど、社会的にも認められつつあります。

アメリカなど海外の一部の国では日本より広く普及しています。例えば、アメリカではgoogleやfacebookなどの企業が、福利厚生の一環として卵子凍結費用に補助金を出しています。また、ニューヨークの病院では卵子凍結の8割が医学的に問題のない女性だという調査もあります。

一方で、2015年6月には日本産科婦人科学会が、未婚女性の卵子凍結を「推奨しない」という文書をまとめるなど、反対の意見も根強いようです。

日本では凍結卵子による妊娠は、99%が受精した後の卵子(これを胚と呼びます)を凍結するもの。つまり、相手の男性が決まっている状態で、受精までしてから凍結するのが一般的。未受精卵子を凍結して、融解後に受精し、妊娠にチャレンジしたのは、わずか1%未満です。

2012年の実績では、凍結胚(受精後凍結した卵子)では約540の医院で約11.7万症例ありますが、未受精卵では58の医院で129症例だけしかありません。凍結卵子全体のわずか0.1%しか無いのですね。

未婚の卵子凍結の問題点

特に健康上の理由でない、未婚女性の卵子凍結は、女性の晩婚化をサポートする手段として有効ですが、問題点もあります。

妊娠可能性が低い

日本産科婦人科学会の発表では、未受精凍結卵子での出産成功率は2012年で129症例中6件(8.8%)と非常に低い数字です。これは受精卵(胚)に比べて未受精卵は傷つきやすいためです。技術は進歩していますが、日本ではまだこの程度の実例しかありません。

また、卵子は老化するために、採取した年齢によって妊娠率が変わります。目安としてアメリカの調査例では、
卵子採取年齢が30才以下: 妊娠率約35%
卵子採取年齢が31〜35才: 妊娠率約30%
卵子採取年齢が36〜37才: 妊娠率約25%
卵子採取年齢が38〜39才: 妊娠率約20%
卵子採取年齢が40才以上: 妊娠率約15%以下
とされます。

このため、卵子は少なくとも5個以上は保存する必要があります。毎日新聞が2015年4月に調査した数字では、日本国内で、未婚女性の未受精卵子凍結を実際に行っている人数は353人、卵子2699個とのこと。一人平均7.6個になります。

費用が高い

特に医学的な理由でないため、保険は適用外となります。

初期費用が、50〜70万円、2年目以降の保管料が卵子1個あたり2〜4万円程度かかります。初期費用には、採卵、静脈麻酔、卵子凍結、感染症検査、排卵誘発などの費用が含まれます。

また、実際に妊娠するためには、解凍と体外受精で約40万円程度が追加でかかります。

少なくとも、合計100万円以上はすることになります。それでも成功する確率は卵子採取年齢30才未満でも35%程度ということです。

結局、年齢が高いと出産できない

高齢になると、妊娠はできても、流産の可能性が高くなります。

2012年の日本産科婦人科学会の調査では、流産率が、
 妊婦の年齢30才: 流産率 15.4%
 妊婦の年齢35才: 流産率 20.0%
 妊婦の年齢40才: 流産率 35.4%
 妊婦の年齢45才: 流産率 67.5%
となっています。

つまり、若いうちに保存した卵子でせっかく妊娠しても、高齢になると無事出産するのが非常に難しいのです。

日本生殖医学会による「未婚女性の卵子凍結についてガイドライン」でも、40歳以上の未受精卵子凍結及び45歳以上の体外受精は推奨していません。

卵子凍結するより、婚活が正解

これら問題点を考えると、医学的な理由がない場合は、卵子凍結よりも自然妊娠が望ましいことが分かります。

結婚相手がいないから、とりあえず卵子凍結するというのは、今のところ現実的ではないようです。卵子凍結はあくまで医学的な原因で、止むを得ず行うものだと言えます。

もちろん、何を選ぶのかはあなたの自由。事実を知った上で、あなたに最適な判断をして下さい。


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何を選ぶかは、あなたの自由です。

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