そろそろ結婚したいんだけど、なかなかいい出会いがない。
そんなとき、気になるのが結婚相談所。
でも、なんとなく、敷居が高いし、たとえ結婚が決まっても「結婚相談所で出会いました」なんて人に言うのは、恥ずかしい。
そんな感じで躊躇している方もいるかもしれません。
ただ、時代の流れは確実に変わってきています。
時代を変えた言葉「婚活」
その大きな転機となったのが、山田昌弘と白河桃子さんが共著で書いた「婚活時代(ディスカヴァー・トゥエンティワン社)」という本。
2008年(平成20年)に出版され、19万部を超えるヒットとなりました。
そして、「婚活」という言葉が生まれ、結婚をするために自分で動くことが、世の中でポジティブなイメージへと変えられました。
「お見合い」に対する意識の変化
それまでは、「お見合い」というのは、「モテない人」がやるものであり、「恋愛結婚できないなんて恥ずかしい・・・」という空気が世の中にあったのです。
でも、時代は変わり、ただ、機会をじっと待っているのではなく、自ら動いて結婚にたどりつくべきという風潮が生まれました。
そのくらいこの「婚活」という言葉が生まれる前と後では、お見合いに対するイメージがかなり変わったのです。
いままで、日蔭の存在だった「お見合い」に、光を当ててくれたのがこの「婚活」という言葉でした。
以来、男女ともに、こう考える人が増え始めました。
『結婚するために、自分もちょっとがんばらなきゃ!』
ただ、そこから、なかなか前に踏み出せない人も多いです。
結婚相談所の利用の流れ
なので、今回は、結婚相談所の利用方法について、ご紹介したいと思います。
多くの結婚相談所は、ネット申し込みができますから、ネットで申し込むと、相談所側から連絡があります。
もちろん、ネットが苦手な人は、電話申し込みでもOKです。
そして、いろいろ説明を聞いて、興味がある場合は、相談所まで赴き、説明を受けます。
その活動内容や仕組みは、結婚相談所ごとに違いますから、ここで、その活動内容や仕組みが合っているのかどうか、よく考えてみましょう。
申し込むと、だいたい、半月くらい後から、活動開始になります。
広い範囲から相手を探せる
自分の希望に合った条件の相手のプロフィールが送られてきたり、お見合いパーティーのお誘いもあります。
さらに、会員のための情報誌を発行している結婚相談所では、その情報誌に、自分の情報を載せてもらい、興味を持ってくれた相手からメールなどで、アプローチを受けたりすることもできます。
結婚相談所のいい点は、知人や仲人さんの紹介という狭い範囲ではなく、もっと広い範囲から、自分の望む結婚相手を探すことができるということです。
ある意味ドライな感覚で探せる
ところで、みなさんの中には、親や親戚などとつながりのある昔ながらの仲人さんを通してのお見合いをしたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
仲人さんの場合、間に入って、手取り足取りお世話をしてくださいます。
これによって、自分があまりがんばらなくても、相手とお会いすることができます。
ただ、こういう形でのお見合いだと、間に入った人の顔を立てたりしないと・・・とか、余計な気遣いをしないといけません。
あまりに頻繁にお断りばかりしていると、「今回断ると、次の紹介は、もう、してもらえないのでは」
とか思って、断りづらくなったりもします。
仲人さんによっては、「あなたのように理想の高い人には、もう、紹介できる人はいません」と、はっきり言われる方もいます。
そういうのって、結構、ストレスになります。
そういう意味では、結婚相談所は、かなりストレスフリーです。
ビジネスライクに接してくれて、お断りもネットのボタンひとつでできます。
紹介も仲人さんの比ではないくらいの人数を紹介されるので、間に入った人の意向を気にしないでサクサク相手を探せます。
結婚相談所の賢い利用法
では、入ったとして、どのように活動していけばいいのでしょうか?
結婚相談所では、ほぼ、自分の条件にマッチングした相手が紹介されるので、その中から、さらに、自分の望む条件の人を厳選します。
そして、いい人が見つかれば、お申込みをします。
ただ、女性の場合だと、自分の方から相手に申し込むことを躊躇する方も多いです。
でも、これは、かなりもったいないことです。
出会いの機会は、どんどん自分で増やしていかないと、せっかくのチャンスを無駄にしてしまいかねません。
プロフィールを見て「いいな」と思ったら、自分から、どんどんお申込みをしましょう。
その結果、お断りされたとしても、結婚相談所の場合、誰に知られるわけでもありません。
その場合は、単に「縁がなかった」と考えて、どんどん、次に行けばいいのです。
こんな風にドライな感覚で、サクサクと相手が探せるのが結婚相談所のよさです。
ひとりでも多くの人に会う
実は、婚活の極意は、「ひとりでも多くの人に会う」ということにつきます。
自分と相性のいい人に出会う確率を上げるためには、とにかく、その人に出会えるまで「会う」という行為を続けること。
これは、ある意味、とても、つらいことです。
なので、婚活女性の間では、婚活を「修行」に例える人が多いです。
確かに、そういう面は否めません。
それでも、そういうつらい思いをしながら、がんばって多くの人が運命の人に出会います。
そのときは、「婚活をがんばった過去の自分に感謝したい」という気持ちでいっぱいになるそうです。
しあわせになるための努力をしている人って素敵だなと、私はいつも感じています。