大学や短大、専門学校で学び、ついに自分の夢をつかんだ30代女子。こつこつ働いて今のキャリアを築いたあなたは、努力を惜しまずいつでも一生懸命でした。
そんな頑張り屋さんが、結婚と仕事の2択に悩まされるのは社会環境のせいかもしれません。でも、ポジティブな結婚観を持てば、自分にとっての「結婚」と向き合えるはずです!
目次
結婚すると仕事環境が変わるって本当?
やりがいのある仕事なのに…
32才のAさんは、大学卒業後、出版社でバリバリ仕事をしてきました。自分の時間が欲しいと29歳で転職し、今は程よくやりがいを持って広報の仕事をしています。
男社会の風潮が残る会社でしたが、最近やっと一人前と認められ、「仕事を任されるようになった」そうです。目の前の仕事のめどが立つまでは、結婚は難しいなと、仕事優先の毎日。
ところが実家に帰るたびに、両親から結婚についていろいろ言われます。実家では結婚の話をすると、なんとなく険悪な雰囲気に。
Aさんも両親の心情は理解しています。ですが、やっと仕事も面白くなってきた毎日。結婚すると仕事はちょっと難しいし、、色々考えてしまいます。
30代女子は、小さなころから、夢を持って生きるように教育され、自己実現をしてきた世代。それが30歳を過ぎると周囲で「結婚」という話も身近になります。この2択を選ぶことに、ストレスを感じている人も多いのです。
実感しにくい結婚のメリット
結婚して子供を持ち、「幸せな家庭」と「やりがいある仕事」を両立することは無理なのでしょうか?この2つを解決できる魔法はどこかにあるはず。
一般的には、今でも女性が家事・育児を担当するという風習が根強くあります。ただ、女性の社会進出も進んでいる現在、この解決策として、妊娠しても産休・育休が取りやすく、寿退社が減った会社も多いとされます。
でも、現実は厳しい状況ともいわれます。育児中の時短勤務で帰ってしまうママさん同僚の仕事は、同僚男性がやむなく肩代わり。ヤリ手の女性上司は、せっかく登り詰めたポジションを産休でキャンセル。こんな状況を知ってしまうと、産休や育休もなかなか考えてしまいます。
現実を知るほど、仕事と家庭の両立ができるのか不安になります。働く上での結婚・出産のメリットがわからなくなるのも無理ないことでしょう。
でも、一生仕事だけと割り切ることもできないあなた。クオリティオブライフを高めるには結婚・出産への挑戦は測りしれない大きなメリットがあると感づいているはずです。
仕事と家庭の両立をしたいなら
あなたを惑わす既婚友人の話
子どものためと会社を退職した友人が、育児にいつもヘトヘト。身なりも以前より気にしていないみたい。バリバリのワーキングマザーだった友人は、旦那の愚痴が多いと思ったら、近々二人目を出産するとか。
彼女たちは不平を言い、やつれているように見せているのかもしれません。でも、その数百倍の笑顔を家族に見せているのかも。
既婚友人は「気遣い」から愚痴や育児の苦労話をしていることもあります。
家庭に関するネガティブな要素は、結婚願望をなえさせる最大の罠です。たとえ、既婚友人がその時本当に不幸だと感じていたとしても、すこし時間がたつと幸せを感じることも多いのです。もしかしたら、愚痴をこぼしてスッキリしたら、次の瞬間には結構幸せだったりするかも。
先ずは、結婚に対する過剰な負担意識をリセットしましょう。結婚にともなって発生する負担を冷静に把握すると、結婚は恐るに足らず!一つ一つをクリアすると、結婚という強敵も、案外解決できる問題なのです。
冷静に仕事もきっちりとこなして、周りからも信頼されるあなたなら、きっとそれができます!
家事・育児は分担で解決
女性が仕事と結婚の両立をするために、最も大切なのは「パートナーとの家事・育児の分担」です。家事を男性に分担してもらうこと。これを後ろめたく感じる必要ありません。
最近はイクメンやイクボスなどが、どんどん登場しています。社会的にも男性の家事や育児が認められつつあります。少なくとも建前では、男性が育休をとれる社会です。女性が仕事でも重要なポストを担っている会社では、多くの男性が家事を分担しているといわれます。
休みを取りやすく、育児に理解のある雰囲気の職場はイクメンに求められている大切な環境です。保育園の送り迎えだけをとっても協力してもらいやすい環境なら、働く母親の負担は軽減します。
たとえ、そんなことが認められない雰囲気の会社であったとしても、パートナーが本気であれば、絶対に可能です。なぜなら、厚生労働省が法律で制定しているからです。法律で、男性も育児休暇が取得できるのです。また、復職後も不当なマイナス評価は法的に禁止されています。(育児・介護休業法第10条、http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/08.pdf)
幸せになる結婚への第一歩
ゆずれない条件を持とう
この様なことを理解してくれる男性は多くいます。社会で人を見る目を養ってきたあなたなら、結婚相手も厳しく見極めることができるはずです。まずは、結婚相手にゆずれない軸をあらかじめ決めましょう。
仕事を続けるための家事や育児への協力でも、ベビーシッターなどを使えるだけの経済力でもいいです。自分が幸せになれる生き方を一緒に歩んでくれる人を探しましょう。これこそ、理想的な結婚への近道です。
ただ、欠点のない人はいませんよね。条件は多くて二つか三つにとどめるのが、30代女子の短期決戦セオリーです。多すぎるのは問題外ですが、お互いに相手の欠点を微笑みあえる人を探すことも現実的な選択になります。
期待できる相手に出会いたい
30代の「出会い」は職場や友人など環境に頼るのはもう限界。少ないチャンスで運命の相手を待つのもいいですが、同じ思いの人が集まる「婚活」に踏み切るのもアリかも。
友人の紹介、合コンだけでは数がこなせないのが現実。しかも知人を介することで、しがらみが生まれます。
結婚相談所などで、紹介される人は、ある程度自分の絞り込んだ条件の人だけ。それならマッチした人が来る確率は高くなるはずです。しかも相手も結婚したがっている人なので、本気度が高い出会いが保障されています。
本気の出会いを増やして、会話やデートを楽しむうちに、条件に合った相手が絞られていきます。忙しいあなたでも結婚が現実になっていきます。仕事も家庭も、充実した未来は、あなたの積み上げてきた知恵と経験でつかみ取るのです!