「出産を考えたら、何歳までに結婚すればいいんだろう…」
「40代で出産する芸能人がいるけど、どれくらい難しいんだろう…」
最近、結婚する年齢が遅くなっています。
しかし、出産と子育てを考えると、あまりゆっくりもできません。
女性には出産適齢期というものがあります。
医学の進歩で、高齢出産が増えていますが、どうしても限界はあります。
出産適齢期を考えた場合、婚活をどのように進めていけばよいのでしょうか。信頼できるデータから考えてみましょう。
目次
みんなの結婚と出産の年齢は?
そもそも、みんな何才で結婚・出産しているのでしょうか?
何才で結婚、出産してるの?
2014年における結婚と出産の平均年齢はこのようになっています。
- 平均結婚年齢 : 29.4才
- 平均第一子出産年齢: 30.6才
(平均結婚年齢+1.2年) - 平均第二子出産年齢: 32.4才
(平均結婚年齢+3.0年) - 平均第三子出産年齢: 33.4才
(平均結婚年齢+4.0年)
実はこのデータ、少し問題があります。
これだと平均結婚年齢(29.4才)と第一子出産年齢(30.6才)の差が1.2年しかありません。
妊娠期間が約10ヶ月ですから、平均で1.2年ということは、出来ちゃった婚が多いのかと誤解してしまうデータです。
原因は「50才など高齢で結婚し、子供を出産しない人」が「結婚の平均年齢」に含まれていること。
「子供の出産年齢」は変わらないのに、「結婚の平均年齢」だけ高齢結婚夫婦の影響で遅くなっていました。
この誤差を含まず、実情が分かり易いデータは、「結婚してから出産までの期間」です。
ここから推定すると、出産した女性の平均結婚年齢は28.4才頃と考えられます。
(第一子出産年齢平均30.6才 − 第一子出産時期2.19年より)
これだとイメージが湧きますね。
結婚後1年位してから子作りを始めるといったところでしょうか。
そもそも子供は何人出産してるの?
では、みんな子供を何人くらい出産しているのでしょうか。
少子化と言われていますが、その実態は?
子供の人数 調査結果
平均 1.94人
(国立社会保障・人口問題研究所2015年調査)
日本では、やはり子供が2人という家庭が多いということです。
結婚した年齢で子供の人数は違う?
結婚と言っても、人それぞれ結婚した年齢が違います。
結婚した年齢が違えば、子供の数も違うはず。
厚生労働省が調査した、結婚年齢と子供の人数の関係のデータがあります。
結婚年齢別の平均出産人数
厚生労働省/平成21年調査
結婚年齢が35才を境に、人数が大きく減っています。
35才を過ぎて結婚すると2人の子供を出産して育てることは難しい様です。
では、子供を産むなら何歳?
医学上、40才以上での出産を高齢出産と定義しています。
個人差はありますが、30代後半から40代にかけて、女性は妊娠する能力(妊孕力)が著しく落ちます。
これは女性の卵子が徐々に老化し、36〜37才頃を境に受精が困難になるため。
自然妊娠の場合
海外の調査ですが、自然妊娠について正確に調査した結果です。
やはり40才を過ぎると、不妊率も3割を超え、妊娠が難しいことが分かります。
不妊治療(体外受精)の場合
結婚してから1年間で子供ができない場合、不妊の可能性が考えられます。
不妊の原因を確認するためには医師の診断が必要。
現在日本では夫婦の7組に1組が不妊治療をうけているといわれます。
不妊治療の方法には、不妊の症状により
- 軽度の不妊:健康保険適用の薬物治療など
- 重度の不妊:健康保険適用外の治療(人口受精、体外受精)
と段階があります。
不妊治療として最も高度な治療は「体外受精」。
日本では広く普及し、2012年には日本で生まれた赤ちゃんの約3%、2万7千人が体外受精で生まれています。
体外受精の件数では、日本は2位のアメリカを大きく引き離しなんと世界1位。
体外受精でも高齢出産は難しい
体外受精ができるなら、高齢出産も大丈夫では?と思うかもしれません。
ところが体外受精でも高齢ではハードルがあるのです。
体外受精をすれば確実に妊娠するわけではありません。
一回の体外受精で無事に生まれてくる割合は、
- 35才以下:約20%
- 40才:8.1%
- 45才:0.7%
と高齢ほど確率が低くなってしまいます。
体外受精は保険適用外で費用が高額。
採卵から凍結で1回30〜60万円
受精後子宮に戻す時に1回10〜20万円かかります。
国や地方自治体からの補助もありますが、日本では回数や年齢によって制限があるのでチャンスが限られます。
海外では別の女性の卵子を使う選択肢があります。
若い女性の卵子をつかうと、母体は年齢を重ねても出産できます。
ジャネット・ジャクソンが50才で出産したニュースもありましたが、これも別の女性の卵子か、自身の受精卵を長期間凍結保存していたといわれています。
日本では自分の卵子でしか体外受精はできません。
卵子は年齢とともに老化するので、自然妊娠でも体外受精でも出産が難しくなるのです。
卵子の老化のメカニズムはまだ医学的に解明されていません。
あなたの卵子がどの程度老化しているかを確認する方法もありません。
ただ今のあなたの卵子の残量を推定するAMH検査(卵巣年齢検査)というものはあります。
信頼性に諸説があり、保険適用外ですが1万円程度で検査が可能です。
不安であれば、お近くの産婦人科に問い合わせてみてください。
妊娠後の問題もある
さらに、妊娠したからといって、安心なわけではありません。
高齢出産については母体への負担や新生児のリスクもあり、様々な問題が指摘されています。
国立社会保障・人口問題研究所調査による
せっかく妊娠しても、出産がまた難しいことが分かります。
芸能人が高齢出産するニュースもよく聞きますが、実はこんな厳しい事情を乗り越えた結果なんですね。
でもあきらめないで!
厳しい情報ばかりですが、あきらめるないで下さい。
事実、多くの女性が困難を乗り越え出産されています。
35才以上の出産 28万人(全体の28.0%)
40才以上の出産 5.4万人(全体の5.3%)
(厚生労働省/2015年人口動態調査)
また芸能人でも40代で出産される方は増えています。
【40代で出産された芸能人】
- レベッカ NOKKO 42才
- 田中美佐子 43才
- 林真理子 44才
- ジャガー横田 45才
- 相田翔子 41才
- 杉山愛 40才
- オセロ松嶋 40才
これは事実です。ですから出産を諦める必要はありません。
出産の限界ラインをはっきり判断することは難しいですが、リスクをよく理解した上で妊娠する必要はあります。
高齢出産のもう一つのリスク
高齢出産には死産や流産の他に、もう一つリスクがあります。それは、母体と子供の健全性。このテーマについては様々な調査があります。一例を挙げます。
●障害を持って生まれる率が高くなる
出産時の母親の年齢が40才の場合、20才に比べて
- ダウン症は約15倍(106人に1人)
- 染色体異常は約8倍(66人に1人)
厚生労働省資料より
もちろん障害が悪いというわけではありません。
それなりに高齢出産の意味を理解する必要があるということです。
このリスクをしっかり理解してライフプランを考えましょう。
まだ試験段階ですが、卵子凍結という選択肢も具体的になりつつあります。
(こちらも参考に⇒「理想の結婚相手」に出会うまで卵子凍結? それホント?)
逆算するといつ婚活すればいいの?
一般的な医師の意見では、出産年齢としてはできれば「35才以下」が望ましいとされます。
もしあなたが2人の子供を出産したいなら、35才で2人目の子供を出産すると考えると、第二子出産までの平均結婚期間4.8年を考えましょう。
【第2子出産目標年齢:35才】
ー【結婚後第2子出産までの平均期間:4.8年】
=【目標結婚年齢:30才】
つまり30才には結婚することが理想となります。
(こちらも参考に⇒30代婚活女子必見! あなたの年齢で結婚できる確率と婚活必勝法)
「理想の年齢」と「日本人の平均」の意味とは
大切なのは、正しい情報を知って「あなた」がどう判断するか
ただこれは、あくまで理想の出産年齢と日本人の平均データ。
これより遅れたら悪いという話ではありません。
あなたが「日本人の平均と同じ人生」を歩む必要はありませんし、あなたには「あなたの人生」があります。
大切なのは、
- 「理想の出産年齢」や「出産年齢とリスク」などの正しい知識を知ること。
- そして、それを知ってあなたがどう判断するかということ。
あなたが「結婚したい」と思った時に、結婚するのが正解です。
こちらも参考に⇒「結婚願望ない30代女子」はどうしたらいい?
本気で出会いを探せば、必ず出会える
「結婚したい」と思っても、結婚する相手がいない…。
と思われたあなた。
実はあなたの周りの30代女性、その多くは結婚にそれほど積極的ではありません。
ライバルの30代女性は意外とのんびりしているのです。
そして独身女性より独身男性の方が数が多いので、女性は確実に出会いやすいのです。
(2015年国勢調査より)
もし、あなたが結婚に向かって具体的に行動すれば、それだけで結婚できる確率は飛躍的に高くなります。
詳しくはこちらも参考に⇒手遅れ婚活? 30代女子が知るべき現実とは?
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