兄弟のイメージ
婚活で相手のプロフィール欄を読むと、「長男」とか「次男」など続柄が書いてあることがよくあります。

そして一部の女性の中には、「長男」を敬遠する人がいます。

やはり昔から「長男」は家の後を継ぐことが多く、親の面倒も見ないといけないというイメージがあるからでしょう。

また自分が一人っ子なので、自分の親の面倒を見てくれる男性がいいという人もいます。

そういうときは、相手が「長男」で、ほかにその相手の親の面倒を見てくれる兄弟がいない場合、躊躇してしまうこともあるでしょう。

親との同居は減っている

最近は、昔に比べて家で親の面倒を見るという習慣も減っています。

親自身も、自分の体調が悪くなってきたら病院や施設などの入居を望むことに。

子どもに気を遣うくらいなら、施設に入ったほうが気が楽と考える親が多くなっているのです。

実際、65才以上で子夫婦と同居している割合は、
2001年(平成13年) 27.4%
 
2013年(平成25年) 13.9%
と半減しています。(国立社会保障・人口問題研究所調査による)

65才以上の同居比率

国立社会保障・人口問題研究所調査より(クリックで拡大)

また最近は、「長男」「次男」などの縛りは、昔に比べてゆるくなってきています。

例えば長男が遠くに住んでいて、次男が親のそばに住んでいる場合、必然的に次男が親の面倒を見ることになるケースも。

また、親としても長男より長女を頼るケースが増えています。

もちろん、田舎になればなるほど、いまでも長男の役割に重きがおかれているところは残っています。

ただそんな田舎でも、子どもの多くは都会に住んでいるケースが増加。

「長男だから○○」という暗黙のルールは崩れがちなのです。

つまり、昔に比べると、「長男だから○○」というような、デメリットは少なくなってきました。

少子化で「長男」が増えている

それに、いまは少子化で長男は昔より増えていて、むしろ次男の存在自体が減っています。

さらに、親の面倒も息子より娘に見てほしいと思っている親も多く、息子がいても、娘との同居を望む親もいるくらいです。

ですから、プロフィールを読んだ時点で「長男だから」と除外することは、選択肢を必要以上に狭くしてしまっていると言えます。

例えば、2010年の調査では、
30代独身男性の70%以上が長男。

長男を避けているということは、この70%の男性を避けているのですね。
長男と次男の年齢別比率グラフ

国立社会保障・人口問題研究所/出生動向基本調査(2010年)
(クリックで拡大)

夫として理想的な特徴をもつ長男(第一子)

兄弟のイメージ
長男(第一子)の場合は、結婚相手として理想的な特徴を兼ね備えていることが多いのです。

この長男の特徴を挙げてみると、まず、一番目に挙げられるのが、責任感の強さ

第一子は兄弟の中でもリーダーになります。

大人になっても責任感が強い性格になるといわれ、リーダーシップを発揮する人が多いようです。

また長男(第一子)は、第二子が生まれるまで両親の深い愛情を一身に受けています。

それが第二子に突然奪われてしまうことに。

親は第二子の面倒に追われ、長男は後回しになることも多いので、我慢強く、自分の気持ちを抑えることができるタイプが多いのです。

なので、

長男は、一見ちゃらんぽらんに見える人でも、いざとなると頼りになる人が多いのです。長男というのは、結婚相手として実はとてもオススメなのです。

ただ悲しいことに長男は、いろいろなことを我慢して自分の感情を抑えてきた分、人間的な魅力が表現できないことがあります。

そして他人に甘えることが下手で、自分ですべてを背負ってしまいます。

いろいろ損をしてしまうタイプですね。

ちなみに長男(第一子)は、母親に甘えられなかった分、女性に甘えることに飢えていて、どちらかというと年上の女性を好む傾向があります。

次男、末っ子は魅力的で甘え上手

二人兄弟の第二子、三人兄弟の第三子は、とても得な性格をしています。

親や上の兄弟にかわいがられてきたので、人に甘えるのがすごく上手。

人間つきあいも上手で、愛嬌があり世の中をうまくわたっていけるタイプ。

さらに、いろいろなことが自分の思い通りになってきたため、自己中心的になりがちです。

何でも自分の思い通りになると思っている男性が多いのです。

しかも上に兄弟がいて競争心も養われているので、何かを始めるとほかの人より秀でていることも多い。

なので、女性にもモテやすいんです。

人の心をひきつける術を知っているので、イケメンでなくてもなんとなく女性から好感をもたれやすい得なタイプ。

そして次男以降は自分がかわいがられてきた分、年下の女性を好む傾向にあります。

今度は自分が誰かをかわいがる立場に立ちたいと思うようです。

このように長男と次男では、育ってきた立場で大きくタイプが異なるんですね。

三人兄弟の中間子は競争的

数は少ないですが、三人兄弟の真ん中「中間子」は、特徴的。

上下の兄弟に挟まれて一度も親の愛を独占したことがなく、常に親の愛をめぐって競争してきました。

その結果、自己主張が強く競争的な性格になりやすいのです。

また常に家族の中で不安定な立場だと感じて育つため、不公平や不正に敏感で、すこしすねたところがあります。

そして第一子という明確な目標がいるので、理想主義というより、現実的な判断をするタイプが多いという特徴も。

ひとりっ子はクールでこだわらない

ひとりっ子の場合もまた独特です。

全部自分が独り占めしてきた分、物事にあまりこだわらない人が多いのです。

兄弟にありがちな争いを経験していない分、明るくクールで、じめじめしていないところが長所でもあります。

ただ、いままで全部自分の思い通りになってきたので葛藤に弱く、面倒くさいことから逃げる傾向があります。

また、小さな頃から周りが大人ばかりの環境で育ったため、早くから大人っぽい性格になりがち。

この場合は親の接し方が大きく影響します。

たとえば家庭が放任主義の場合は、早くから精神的に自立するので早く社会に出ようとしたり、起業家を目指したり、冒険的な人生を目指すタイプも多くなります。

逆に愛情たっぷりな家庭で育ったひとりっ子は、親の期待を背負って一生懸命頑張ろうと、努力家で子供の頃から堅実な人生を目指す傾向が強くなります。

結婚相手としては「長男」も、おすすめです

様々な男性の顔
それぞれに、長所・短所がありますが、やはり、自分の感情を抑えることができて、責任感の強い長男は、夫としてとても頼もしい存在になります。

結婚する相手としては、人気薄になりがちな長男ですが、意外と捨てがたい存在だということがお分かりいただけたでしょうか?

女性側にも、男性のタイプについては、それぞれ好みがあると思います。

ぜひ参考にしつつ、自分が結婚したい男性はどういうタイプなのかを考えてみてください。

もし、いままでなんとなく長男を避けてきたという方がいたら、もったいないことをしているのかもしれません。

ぜひ先入観を捨てて、自分が本当に求めている男性像を、もう一度はっきりさせてみましょう。

こちらも参考に⇒すべての人が結婚できる理由とは。相性の良い相手を探そう!


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