テレビのCMや街頭、電車内などで、大手の結婚相談所の広告を見かけることが増えました。広告が多い=ニーズがあるということ。でも内容について理解できていないと、ちょっと怖いもの。一種の出会い系のようなものだと嫌だな、そんな不安をお持ちのあなたに、大手結婚相談所のシステムについて説明します。
すべての結婚情報相談所が同じシステムではありません。今回はイオン系列で大手のZWEI社を例に、システムについて説明します。イメージしやすいよう具体的に書きますので、参考にしてください。
目次
入会金などお金のお話
結婚相談所のサービスを受けるには、大きく分けて「入会金」と「月会費」が必要になります。大手の結婚相談所では、一般的に成婚料はありません。
成婚料とは、結婚が決まった段階で支払う料金です。中小の結婚相談所では、通常30万〜50万円の成婚料が必要になります。大手結婚相談所では、これは不要です。
入会金について
入会金は、主に年齢によって差があります。結婚相談所は20代の若い人が少ないので、20代向けに安い入会金のコースを設けています。フレッシュプラン(20代限定)で53,460円(税込)です
30代になれば、少し入会金が上がります。ベーシックプランは79,920円(税込)。アドバイスなどのサポートがあらかじめ付いているアクティブプランだと135,000円(税込)です。
さらにダイヤモンドプラン(394,200円税込)やプラチナプラン(264,600円税込)などもあるので、熟練アドバイザーの元で徹底的に婚活したい人はこちらがオススメです。
普通はベーシックプラン、少し婚活に対して不安であればアクティブプランがオススメです。
入会金については、会社の福利厚生サービスで割引になる場合があります。大手結婚相談所ですと、企業と契約しているところもあり、社員証などを見せると割引になることもあります。あなたの会社の福利厚生プランを見返してみてください。もちろん、そのサービスを使って入会したからといって、会社に情報が伝わることはありません。その点は安心してください。
月会費は紹介人数に関係します
ZWEIでは、月会費によってサービスに違いがあります。金額は安いコースで月額税込7,020円(フレッシュプランで月12人紹介)、高くても月額税込14,904円(アクティブプランで月72人紹介)です。
具体的には、会費によって毎月紹介される相手の人数が違ってきます。紹介の方法は、月に1回か2回、まとめて数人〜数十人のプロフィールが送られてきます。
お見合いの釣書のようなものがまとめて送られてくると思ってください。企業の就職活動の選考ではありませんが、その中からまずは書類選考です。
それぞれコースによって、紹介される人数が、月に12人以上、24人以上、36人以上、48人以上、72人以上と段階的に増えてきます。これだけ大量のプロフィールが紹介されます。比較するだけでも大変ですが、ここはじっくりと相手を選ぶことになります。
相手を選び方、プロフィールの見方
毎回送られてくる相手のプロフィールには、いろいろな項目が記されています。
プロフィールの記載内容
プロフィールには身長、体重、学歴などのほか、趣味や価値観(性格診断やカラー診断の結果)が書かれています。
もちろん、勤務先や年収も記されています。年収は自己申告制ではありません。その人の毎年の源泉徴収票や、住民税の納税証明などから客観的に第3者に証明できる公的なものの提出が義務付けられています。
学歴についても、卒業証明書の提出が必要なので安心してください。
ただ、これは、あなたにも必要な書類ということになります。入会に当たっては、あなたも、収入証明や学歴の証明が必要になります。定職に就いていない場合などは、男性は入会できません。
ただ、女性の場合は、男性よりも条件が緩いこともあり、学生や無職(言い換えれば「家事手伝い」)であっても入会できる場合があります。
(こちらも参考に⇒結婚相談所のプロフィール、8つのチェックポイントとは)
写真はPRポイントとして重要
何よりも大事な相手の写真ですが、会社によって閲覧方法が違います。ZWEIは、昔は相談所の事務所に行かないと見れませんでしたが、今はネット上で閲覧できます。
写真は入会時に写真館を紹介されますが、自分で用意することになります。写真は超重要アイテム。とにかく、相手に会えないことには話が進みません。
写真の加工はNGですが、きちんとした服装で、写真館などで撮ってもらうほうがきれいに映ります。
たまに、証明写真のようなまったく飾りっ気のない写真を登録している人がいますが、運転免許証の写真ではありません。自分をPRする最大の材料をこのような感じで、あまり重要に考えていないの表れでもあります。
こうした人は、実際あまり婚活に熱心ではないことも多いとか。
また、長年登録している人の中には、極端な例でいうと、5年前の写真そのままの人もいます。これはなかなか見極めがつきません。
(こちらも参考に⇒写真は婚活の超重要アイテム! こだわるポイントはここ!)
(こちらも参考に⇒損する可能性大! 相手の写真にこだわりすぎる女性)
価値観は大事ですが会わないとわからない面も
「書類選考」で、ばっさり切ることも必要ですが、会わないとわからないこともあります。
写真などを見て「すごく自分のタイプ」だと思ったら、相手のコンタクトをOKしたり、自分から申し込んだりして、積極的になりましょう。せっかくのチャンス、無駄にしたくありません。
実際に会うまでの流れ
「この人に会ってみたい」と思ったら、最初に、コンタクト(会ってください)の申し込みを出します。相手がそれを受けて、OKかNGかを判断。ドキドキする瞬間です。
相手からもコンタクトの申し込みが来ることがあります。そのときはプロフィールや写真を参考にあなたが判断する番。これもドキドキしますね。
申し込みのマナーはあるの?
一般的に、大手結婚相談所の場合、男性から申し込む場合が多いのですが(8割方男性からだそうです)、これは決まったマナーというわけではありません。
女性から申し込めば、それは、男性にとっては、この女性は自分に興味を持ってくれていると思うため、ポイント大幅アップのチャンス! 「これは!」という人にはあなたから申しこんでみてください。
OKと返事をしたときのみ、お互いの携帯電話番号とメールアドレスが通知されます。
(こちらも参考に⇒結婚相談所の歩き方【交際から結婚へ】)
実際に会う時の段取り
ここで注意していただきたいのは、昔ながらのお見合いや結婚相談所と違い、仲介人の人がいろいろと段取りを踏んで、会うまでの手配をしてくれるわけではないということ。
連絡先を交換したら、あとは当人たちが積極的にコンタクトをとって、会うスケジュールを組み立てます。
ここは、男性側がリードしてセッティングするのが普通ですが、やはり結婚相談所、こういうのが極端に苦手な男性も。
あなたのほうで、そういう男性でも大丈夫なら、ご自身から提案もアリです。これは、あなたの異性への価値観がどのようなのかを見極めるチャンスでもあります。
(こちらも参考に⇒結婚相談所の歩き方【待ち合わせ〜顔合わせ編】)
男性と会って、「この人と付き合ってみたいな」と思ったら交際がスタート!
こんな感じです。大手の結婚相談所についてイメージできましたか?
是非とも積極的に動いて素敵な婚活を送ってください。