最近、『婚活疲労症候群』という言葉が、マスコミで取り上げられたりしています。深刻になると、心の病にまで及んでしまうこともあるのだとか・・・。
しあわせになるための作業である婚活なのに、それで、病んでしまうなんて、かなしすぎますよね。
でも、婚活は、心はずむ経験をする一方、いろいろつらい思いもする作業です。心が疲弊してしまうことないとは言えません。それが原因で、婚活をやめてしまう人もいます。
ですから、最初に、そういう場合、どういう対処法があるのかを知っておきましょう。そうすることで、スランプに陥っても、その時期を乗り切りやすくなります。
『婚活疲労症候群』って何?
ところで、そもそも、『婚活疲労症候群』とはどんなものでしょうか?
それは、婚活をしているうえで、思い通りに進まないことで、精神的に疲労してしまい、心身にいろいろな症状が出てくることです。「頭痛やめまい」、「やる気がでない」、「体がだるい」、「眠れない」こういった症状は要注意。中にはうつに近い状態になる人もいます。
そうならないためにはどうしたらいいのか、その方法をご紹介したいと思います
なぜ『婚活疲労症候群』に陥るのか?
そもそも、婚活疲労を感じるのは、なぜでしょうか?
いままで、多くの人は、受験とか就職とか・・・「頑張れば、それなりに結果が得られる」という体験をしてきています。努力に比例して結果を得られることが多かったのです。
ところが、結婚は、そうではありません。ある意味、運とか縁が大きく関係しています。
何の努力もしないで、偶然知り合った人と結婚したりする人もいます。逆に、結婚するべく、いろいろ努力をしても、まったく結婚相手に出会えない人も。
そこで、多くの人は、挫折感を味わいます。
「いままで、努力をすれば、ある程度結果が出たのに、結婚はこんなに頑張ってもなぜできないんだろう・・・」
実際、婚活を始めて、いろいろな人に頑張って会う・・・なのに、うまくいかない。そういう経験が続くと、誰でも心が疲れてきます。これは、当然の反応です。
では、どうすれば、婚活疲労に陥らなくてすむのでしょうか?
それには、いろいろな心構えが必要です。
『婚活疲労症候群』への対処法
●結婚がすべてだと思わない
「絶対結婚しないといけない」そう思うと、誰でも、プレッシャーになります。そして、「やらなければ」と思いながらやることって、義務感にかられてやるわけですから、楽しくないですよね。
なので、この場合、発想の逆転を図りましょう。
「結婚がすべてではない。できなくてもいいんだ」
このスタンスで婚活をするのです。
「できなくてもいい」のだったら、気持ちも軽く婚活できます。
●結果に一喜一憂しない
婚活は、毎回、毎回、「今回こそ、運命の相手かも」と思って会いますよね。だめだったりすると、自分の努力が無になったようで、落ち込みます。
これを繰り返していると、心も疲弊してきます。なので、あえて、出会う前に大きな期待をしないこと。そして、だめだったとしても、「『だめもと』で会ったんだから、いいや」と簡単に考えること。
ひとつひとつのお見合いに過度に期待して、一喜一憂しないことが大事です。できるだけ、心をフラットにして、婚活を続けていきましょう。
●婚活を楽しむ
婚活は、よく「修行」に例えられますが、「修行」はつらいことです。つらいことを続けていると、誰でも、疲れます。
なので、逆に、婚活を楽しいことだと考えるのです。
どうすれば、楽しいことに変えられるのか?
それは、できるだけ、相手と会うときに、自分の希望を聞き入れてもらうのです。
たとえば、自分が見に行きたい展覧会があったら、それに一緒に行ってもらうとか・・・。
好きな遊園地があったら、そこに誘って、一緒に遊ぶとか・・・。
TVで見たおいしそうなお店に一緒に行ってみるとか・・・。
「自分がやりたいことに、相手につきあってもらう」このスタンスなら、自分のやりたいことがやれるので、相手に関係なく楽しくなります。
友達を誘っても、必ず、相手が暇で、自分が行きたいところつきあってくれるとは限りません。その相手を婚活相手にお願いする・・・。
それだけで、つらいお見合いに、意味を持たせることができ、楽しくなってきます。
もし、あなたが「○○に行きたい」というお誘いを拒むような人だったら、度量が狭い人かもしれません。そういう意味でも、行きたいところをリクエストしてみることは、相手をチェックする試金石にもなります。
あなたが行きたいところに行けたなら、自然と、会話もはずむでしょう。
婚活をつらい作業だとばかりとらえるのではなく、逆手にとって、楽しい作業に変える・・・その工夫も大事です。
疲れたら、休んでいい
でも、そうは言っても、毎回、毎回うまくいかないと、人間、誰しも疲れるものです。そういうときは、2か月ほど、お休みしましょう。
結婚相談所も、お休みできるシステムがありますから、それを利用して、「婚活をしない」時期を作るのです。
実際、「婚活に疲れて2か月休み、そのあと、再開したら、すぐに、運命の出会いがあった」・・・という例もあります。
疲れた状態で続けるのでは、何事もうまく運びません。休養も時には必要。疲れたら、休んでいいのです。
そして、また、力が湧いてきたら、新しくリスタートすればいい。そんなスタンスで婚活を続けてみてください。
しあわせになるための作業なのですから、できるだけ、ハッピーな気持ちでやっていくことをおすすめします。