お見合いで着物姿の2人
知り合いに縁談を頼むこと。これは昔ながらの「お見合い」と呼んで良いでしょう。

1960年代は、結婚の過半数が「お見合い」でした。この昔ながらの「お見合い」、あまり身の回りでは聞かなくなってきましたが、今でもあるのでしょうか。

お見合い結婚の現状

厚生労働省の調査によると、「お見合い」で結婚する人は、2010年で全体の5.2%。年々減少していますが、地方を中心にまだまだ利用されているようです。

これはお見合いの割合と生涯未婚率の推移です。
見合い結婚の割合と生涯未婚率の推移
お見合いが減少するにつれて、生涯未婚率が上昇している現状が分かります。お見合いはまだまだ必要なのかもしれません。
(こちらも参考に⇒晩婚化はウソ! 正体は〇〇化の恐怖

お見合い結婚とは

お見合い結婚とは、知り合いの紹介で、結婚を前提として出会い、ある程度交際して結婚する方法です。昔は会社の上司や仕事の関係者からの縁談などがよくありました。

しかし、現在は仕事関係の縁談はかなり減っています。これは、ダイバーシティー、セクハラ問題や個人の価値観尊重などから、自然と消滅した風習と言えます。

お見合いをする方法

現在では、お見合いをセッティングしてもらうには、ます仲介人を探す必要があります。いわゆる「お見合いあばさん」のような人が知り合いや近所にいれば頼むのが一番確実です。

「自分が結婚したい」旨を伝えて、縁談を取り持ってもらうことになります。そのときには、お見合い写真や身上書などを仲介人に渡します。仲介人はそれをもとに、ふさわしそうな人を探してくれます。

ただ、結婚相談所のように、多くの異性の中から顔や条件であなたが選ぶということはありません。あくまで仲介人が独断と偏見で異性を探します。限られた範囲から探すので、細かい条件はまず叶いません。仲介人の主観があるので、性格なども含めてトータルで向いていそうな人を紹介されます。

お見合いの話が決まれば、お互いに写真や身上書が交わされます。この段階で断ることもできます。お見合いの場合は、この段階で断ることが一番ダメージが少ない断り方になります。

お見合いすることが決まれば、その場所も含めて仲介人の指示に従うことになります。お見合いをして、問題なければ交際、結婚となります。非常に短い期間で結婚することになります。

仲介人は減少、なかなか見つからない現実

お見合い結婚が減っているので、それを取り持つ仲介人の数も減っています。仲介人をしたことがない人がお見合いをセッティングするのは難しいのです。

「お見合いおばさん」はノウハウも知っていますし、ネットワークも豊富。そういう人を見つけられればいいのですが、なかなか見つからないというのが現実です。

お見合いをしてみたくても、今はなかなかできないという人も多いようです。

「お見合い」未満の紹介はまだアリ

お見合いにこぎつければ結婚に至る可能性も高くなるのですが、それを取り持ってくれる人も少ないので難しい。でもそこまで至らなくても、結婚したい異性を紹介してくれることはあります。

「知人の紹介」の幅を広げる

出会いの機会で多いのは「友人の紹介」ですが、この「友人」の範囲を広げてみましょう。何も自分の友人だけを頼る必要はありません。親や親戚などの「友人」も立派な「友人の紹介」ができます。

例えば、親戚に趣味の教室を開いている人がいれば、そこに来ている人、あるいはその息子で結婚を望む人がいるかもしれません。日常的な会話で、そういうニーズを把握している可能性があります。あらかじめ伝えておくことで、そうした男性を紹介してもらえる可能性があります。

ポイントは、やみくもに友人知人を探すのではなく、ある程度ネットワークのある人を見つけて、その人になんとなく話をしておくのがオススメ。

いきなり、お見合い写真と身上書を渡しても、おそらく先方も困ってしまうことでしょう。あくまで、結婚を希望する娘さんがいるという印象を与えておくことが大切。そうすれば何かの機会を見つけて、あなたのために動いてくれることがあります。

ただし、お見合いおばさんのように、お見合いのために動いているわけではありません。あくまで「ついで」であることを忘れないで。

また、紹介された場合も、お見合いのセッティングはしてくれません。あくまで結婚したい異性を紹介してくれるだけ。

お互いの連絡先をやりとりして、どこかで会うことになります。お見合いではないので、その場で意気投合したら交際スタート。ダメならきちんとお断りして、失礼のないような対応でお世話してくれた人に謝ることに。

注意するのは、トラブルなどで関係がこじれてしまうと、紹介してくれた人の顔に迷惑がかかるということ。お見合いおばさんは、ある程度上手く処理できますが、普通の人はなれていません。

お互い常識のある大人の対応が出来れば問題ありません。最低限の礼儀は心掛けましょう。

あくまで婚活手段としては「サブ」

知り合いの人に縁談を頼んでも、確実に紹介してもらえる保証はありません。知人の紹介で同意してくれる相手も少ないのが実情。あくまで婚活手段としては「サブ」と思ったほうが良いでしょう。

本活的に婚活をするなら、並行して婚活ツールの利用もおすすめです。婚活手段を限ると、チャンスも減ってしまいます。色々な方法を試して、あなたに一番合った方法を選ぶのがオススメです。
(こちらも参考に⇒あなたに最適な婚活方法を診断するテスト。累計700万人が利用した婚活ツールとは