デートで会話を盛り上げるには、いろいろな技術があります。その中から、簡単に効果が出るものを7つ紹介します。
目次
1,良い話は最後を悪く、悪い話は最後を良く
良い話を延々としても、面白くありません。ただの自慢かと思われます。
かといって、悪い話を延々とされても、気分が落ち込んできます。人の気分を悪くさせる会話は、もっとも嫌われます。
ですから、良い話は最後に落とす。悪い話は最後に上げる。この様に、会話に波を盛り込むことで、より話に奥行きが出来て、内容にも興味が湧きます。
【例1】良い話だとこの様な感じ
「昨日、会社の近くに新しいコンビニがオープンしたんだ。前から近くにコンビニがなくて不便だったのですごいうれしくてさ。しかもナチュラルローソンだから美味しい小豆クロワッサンとかがいろいろ売ってるんだ。(⇒ここまで良い話)
で、大量のお菓子と小豆クロワッサン買って、カップのコーヒー持って店から出たら、自転車がぶつかってきたんだ。コーヒーが溢れて、せっかくのお菓子がびしょ濡れだよー。完全に頭のなかが小豆クロワッサンだったっから、まわりが見えてなくって油断してたなー。」
【例2】悪い話だとこの様な感じ
「先週の強風で電車が止まって。電車の中に30分も缶詰になったんだよね。結構混んでるし、気分悪くなる人とかいるし、大変でさ。外もすごい風吹いてて、風で電車が揺れるし、大変な目にあったよ。(⇒ここまで悪い話)
でも、なんだか電車内の人に不思議な連帯感が生まれてきて、席を譲るひととか、携帯を電池切れの人に貸してあげる人とか、みんながどんどん親切になっていくんだ。
で、最後に電車が動き出したときには、車内が拍手喝采でさ。すごい、人の絆を感じてよかったよ。」
このように、話に良いことと悪いことを盛り込むことで、単調な話も盛り上がります。
2,女性のかわいいと思ってそうなところに突っ込む
女性は「かわいい」と自分で思っているところが、どこかにきっとあります。そこを見つけて褒めます。
例えば髪飾り、ハンカチ、バッグ、靴、などちょっとした小物を「かわいい」と褒めてあげることで、テンションが上ります。テンションが上がると、さらにそれを質問することで会話が盛り上がります。
ちょっとした仕草でも良いでしょう。とにかく、相手が突っ込んで欲しいと思っている「かわいいポイント」を見つけましょう。これが出来れば、彼女の心に近づくことが出来ます。
3,気持ちは素直に告白する
自分の気持ちを素直に表現することも大切です。相手に対する好意は、特に素直に言ってしまいましょう。初めてのデートで緊張したら、「あなたとのデートで緊張してます。」と言ってしまいましょう。
何も言わずに黙っていると、寡黙だと誤解されてしまいます。もっと酷いケースでは、「私といて楽しくないんじゃないか」「私のことを嫌っているんじゃないか」と誤解されることもあります。
あなたが正直に緊張を告白することで、相手もリラックスして、雰囲気が一気に和やかになります。会話を盛り上げるには、相手も自分もリラックスした状態になることも大切です。
4,自慢話は自虐でおわる
自慢話は基本的にNGです。自慢は、自分だけが楽しいもの。自慢をするほど、人からは嫌われますし、本当はコンプレックスがあるのではないかと思われます。
しかし、どうしても自慢になってしまう話をするときは、最後を自虐で薄めましょう。
例えば、
「英語はほぼネイティブレベル、TOEICも900点を超えるんだ。むかしから英語が得意で。(⇒ここまで自慢)でも仕事は全く英語いらないし、海外旅行も行ったこと無いので、これまでの人生できちんと外国人と話したこと無いんだ。そもそも人見知りだから、緊張しちゃって。違う意味で英語喋れないんだよ。」
最後に自虐することで、相手に親近感をもってもらえます。話し相手に対して、決して優位に立とうとしないことです。負けるが勝ち。相手に媚びへつらう必要はありませんが、相手を力づくで尊敬させたり賛成させることは避けましょう。強引にするほど、逆効果です。
「あなたのスゴイところ」はあなたが謙遜するほど、逆に引き立つと考えましょう。本当にスゴイ話は周りから伝わったり、ほかの話題から推測出来ます。改めて自慢をすると、自分の評価を下げるだけだと考えましょう。
5,否定しないで肯定する。肯定から発展させる。
相手の話にはまず賛成しましょう。たとえ否定する様な内容でも、一旦賛成してから、話を発展させましょう。
【あなた】「最近カラダが重くて、運動不足かな?」
【相手】「そうだね。太ったかも。」
ここで本心で思った通り否定すると、
【あなた】「そんなことないよ。」
とあまりおもしろくありません。
あえて肯定して、
【あなた】「そうなんだよ。このお腹の肉がまた美味しそうで。ヤバイ、食欲湧いてきた。」
と話を発展させましょう。
また、ちょっとした会話でも、
【あなた】「最近の新入社員は、親が会社に来るらしいよ」
【相手】「それってマスコミが面白がって話を誇張してるだけじゃない?」
自分の話題を否定されても、あえて一旦肯定しましょう。
【あなた】「そうだね。そういえば俺達の時もゆとり世代でなんていわれてたなぁ。失恋したから会社休むなんていわれてたね。」
【相手】「そうそう、、」と話が広がります。
自分の話を捨てて、あえて相手の話題に乗り換えることで会話が盛り上がりやすくなります。
6,何より相手への関心と気配りを大切にする
なにより相手のことに関心をもって、相手の話を聞くことに重点をおきましょう。聞き上手なほど、会話が盛り上がるのです。聞き上手とは質問上手。上手く話を引き出す質問力を意識しましょう。相手の話を中心にして話を盛り上げるようにしましょう。
そして、気配りを忘れないこと。話を盛り上げるために、厳しいツッコミをするより、優しい言葉でフォローすることも心掛けましょう。
7,負けることが大切
相手の話に対して、負けることが会話を盛り上げることにつながります。負けるとは、『驚く』、『感心する』、『賛同する』ことです。
相手の話に、少しでもこの3つの要素を見つけて、そこに反応しましょう。
「えっ、そうなの!」「ウソッ、ほんとに!」表面だけではなく、本心から驚きましょう。
「スゴイね。」「やるねぇ。」表面だけではなく、本心から感心しましょう。
「そうだよね!」「そう思う!」これも本心から賛同できることを見つけて本心から賛同しましょう。
こうして相手を認めることで、心理学でいう相手の「承認要求」が満たされます。すると、自然とあなたに対する好意が深まるのです。
以上、今日から使える、彼女との会話を盛り上げる7つの技術でした。