この4つの基本特性は、それぞれ相反する要素が一緒に存在しています。人によってどちらかが極端に強かったり、あるいはほどほどに共有していたり様々です。
パートナーとの相性に最も大きな影響を与えるのが、この基本特性「外向型/内向型」でしょう。
基本特性1, 外向型/内向型 について
外向型と内向型について、日常の様々なシーンで見られる違いを具体的に挙げます。それぞれの違いについて理解を深めましょう。
例1、アウトドア派かインドア派か?
あなたは休日をどう過ごしていますか?ひとつは、休日家にいることが耐えられないタイプ。外に出て身体を動かしたり、誰かと会ったり、ショッピングしたり・・・。とにかく、興味が外の世界に向いてしまう。動かないではいられない人、それが「外向型」です。
もうひとつは、外に出るのが億劫で、できるなら家でテレビや借りてきたDVDを観たり、ネットでいろいろな情報を得たり、おうちのインテリアをチェンジしてみたりしていたいタイプ。中には一日中寝ていたい・・・という人もいます。
休日は、まったりと穏やかにおうちで過ごしたい人。できるなら動かないでいたい人、それが、「内向型」です。
例2、人と会うのが好きかどうか?
人との付き合い方でも、「外向型」か「内向型」かを判別することができます。
「外向型」の人は、とにかく人と会うことが好きです。人と会わないでいると病気になってしまいそうなくらいです。人と会うことで、自分の人生のペースを作っていくタイプです。
逆に「内向型」の人は、人と一緒にいることがストレスになってしまうタイプです。なので、ひとりの時間をゆっくり持てないと、精神的に参ってしまいます。自分の時間を確保することで、自分の人生のペースを保っていくタイプです。
例3、他人との関わり方
「外向型」は、自分が相手と関わることで、相手に影響を与えたいと思うタイプです。人が何かしていると、それに対して口を出したくなります。人がやっていることにも興味を示し、いろいろ質問したりアドバイスします。
逆に「内向型」は、人にあまり興味がありません。人が何かしていても、あまり関わりと持ちたいとは思わないのです。興味があるのは、自分自身がやりたいことです。
そして、人間関係において何か問題が生じたときの対応の仕方でも、このふたつのタイプは違いが出ます。
「外向型」は、何か問題が起こると話し合いを持って解決しようとします。問題に立ち向かうことに躊躇せず、むしろ積極的に関わっていきます。
「内向型」は、何か問題が起こっても、時間をかけてじっくりと解決しようとします。どちらかというと傍観していて、自分の意見がまとまってから、ゆっくり関わっていきます。
例4、友人関係
「外向型」は外に出るのが好きなので、友人も知り合いも多いです。ただどちらかというと浅く広くつきあうタイプで、話の内容もあまり深刻な話を好みません。
「内向型」は、あまり人付き合いが得意ではありませんが、一度心を開くと親友になることが多いです。なので、数は少なくても深い話ができる友人がいたりします。
例5、才能
「外向型」はいろいろなことに興味を持ちますが、広く浅く経験したいというタイプです。好奇心が旺盛なので、次々といろいろなことを始めては、また別のことに興味をもちます。臨機応変にいろいろなことに対処できる才能があります。
「内向型」はひとつのことを丹念に追究していきたいタイプです。何かに興味をもったら、とことんそれを掘り下げたいと、狭い範囲を深く突き詰めていきます。なので、ひとつの道をコツコツと地道に極めていく才能があります。
例6、行動パターン
行動パターンにも大きく差があります。
「外向型」は、走り出してから考えるタイプ。何か面白いものを見つけると、すぐに飛びつきます。そして周りの注目を浴びるのが大好きです。
逆に「内向型」は、じっくり考えてから最初の一歩を踏み出します。新しいものを見つけても、それについてじっくり時間をかけて判断し、容易に手を出しません。そして、できるだけ、目立たないでいたいと思っています。
まとめ
こうして説明していくと、あなたがどちらに大きく傾いているか分かるのではないでしょうか?
どちらがよくて、どちらが悪いというものではありません。大事なのは、『そんなあなたと相性のいい相手を見つける』こと。それには、まずあなたをしっかり知ること。そして、そんなあなたに合う相手がどんな人なのかをイメージすることが大切です。
この「外向型」と「内向型」は、お互いの相性を測る上で重要な要素となります。できれば同じ型の方が互いに趣向が合い、二人で楽しい時間を共有しやすくなります。
ただしお互いが違う型だとしても、必ずしも悲観する必要はありません。互いの性格を理解し尊重しあうことで、幸せな結婚生活を送っている夫婦も大勢居ます。結局、恋愛や結婚に重要なのは、お互いを理解し尊重すること。この原則さえ守れば、あなたは必ず幸せになれるでしょう。
先ずはあなたがどんな人間なのか、きちんと把握してみましょう。しあわせな結婚をするためには、そこから始めることが大切です。